コンビニが成人向け雑誌の販売中止した件。

仕方ないなあと思う。
コンビニに陳列される商品というのは、
日本一売れる缶コーヒーに、日本一売れるポテチにという、
ハイレベルな商品群である。
それから見ると、直近のあのコーナーはロウレベルだなあと思えて
場違いではあった。

フォトショップ系で修正されまくっていて、
素顔感や素肌感が全く感じられない表紙。
いやあれなら3Dで描かれた女性のほうがよいわさ。
二泊三日どころか、一泊二日で撮り直しとかしてないであろうDVDつき。
何なのでしょう、あの誰も興奮させないだろう煽り文句は。
いや、古本屋にもってこられても困るのだよ。
全く売れないし。

思えば志をもって、ハイレベルのコンビニに置きたいという作品は
新潮社の「月刊」シリーズと宝島社の「ちんかめ」シリーズが最後な気がする。
どちらも2010年くらいに終わった気がする。
という意味において、撤去は致し方なく思う。
一時代の終わりでしょうね。

ただし、若干知人と会話して気付いたことをちょっと書きおいておきたい。
「情弱」とされる人々がいる。
エロに関して言えば、ネット環境のない高齢男性だ。
私の妻に「××のビラビラの写真どこにある」
と何の遠慮もなく大声で吠える
セクハラという単語のない世界で生きている男性群のことだ
(結構います)。
この商売始める前まで、年取ると人は自然に枯れるものという私の思い込みを
完全に覆してくれた彼ら。
彼らはどこに向かえばよいのだろうか。
なんか彼らを思うとちょっとだけ寂寥感はあるなあ。