本のこと

飛鳥新社文庫版で発売されている
上念司 氏の「経済で読み解く日本史」 が面白い。

歴史学科を卒業なんぞしてしまった、私の視線からすると
つい『応仁の乱―戦国時代を生んだ大乱』でおなじみ、
呉座助教に賛同したくなったりするのだが、
その視線の違いから、目を背けないようにしたい。

もちろん異見はある。
貨幣の供給量の分析は正しいのだろうが、
幸不幸をインフレ/デフレで考えるのは
正しいかどうかには疑問がある。

今日はこんなところで。